2006年2月に、若手の畳屋さん数人と稲わら畳床製造工場の見学に行って来ました。
 それぞれの工場で、職人さんの考えが床作りに反映されていて、同じ畳床でも違いがあり、とてもおもしろいです。ただ、共通していえることは『後継者不足』と畳床に適した『長く良質な稲わらの不足』

※後継者不足
 後継者はいたものの、建材床の台頭で生産量が減り、外に働きに出てしまったなど

※稲わらの不足
 お米の生産効率を上げるために品種改良や機械化により、背丈を低くし、機械を使い手刈りより高い位置で刈る為に「長い稲わら」が取れない。
 千葉県南部では、比較的背丈が高く、契約農家に手刈りで収穫してもらっていますが、年々減っているそうです。職人さん曰く「引退するより早く無くなるよ!」