・稲作や製鉄の文化から生まれた畳の文化を大切にしています。
・携わった畳が、より長く快適に使えるように。最後の廃棄処分まで見届けるつもりで日々努力しています。
(ただ、畳床の寿命が私の職人寿命より長くなった来ましたので、現実的には見届けることは出来ないと思いますが)
・単純な生産や環境効率ではなく、その素材そのものの姿かたちが無くなるまでの効率を考えています。
生活の中で石油製品を無くすことは不可能ですが、自分の作るものは出来る限り減らしていきたい。
そんな思いで作る畳をご紹介

畳の短辺側の床の上にヒノキ板を仕込むことにより、長年使うと丸くなりやすい角がピシッと角ばって見えるようになります
直径数ミリの稲わらを縦横に積み重ねてある稲わら床は厚みに微妙なムラが出来てしまいます。
そのムラや畳寄せの高さに合わせる為に畳の裏側にワラを加減して縫い付けます。
手縫いの場合は縫い糸が側面から上面へ、次に下面へ下げた所にワラを充て側面へ回る為、上下をしっかり押さえられ圧縮された稲わら床の切り口が緩み難くくなり、長期にわたり厚みのムラも少なくなります。
次の工程で縫った糸を締めます→
稲わらを加減して縫った糸は床を金槌で叩きながら締めます。
切り口が締まり型崩れしにくくなります。
編集中につきお待ちください。
