2024年春に畳と小上がりの床板の補修のご相談を受け何度かの打ち合わせの後、10月に作業が始まり最終的には10月末に完了した事例です。
当初のご希望
- 畳の補修
- 壊れた座椅子で傷つけてしまった床板の補修
施工前のポイント
仕上り目標と難所
- 15㎜厚の超薄畳
→硬い - 高さ約350㎜の小上がり6帖間で2面に床板があります
- 壁際の畳が超幅広(約1m)
→幅が広過ぎる為、畳表の選択肢が少なく目積表しか選べない
→縁も太過ぎて巾狹の畳が更に狭く見える - 4尺角の堀炬燵付き(120㎝角)
- 床下収納付き
- 約48㎜の稲わら畳へ
- 床板を約30㎜嵩上げすることで、小上がりも約380㎜になり腰掛け安くなる
- 壁際に寄せを入れ、京間サイズに調整
- 掘り炬燵の枠の作り替えと位置の微調整
- 掘り炬燵と床下収納があり畳の割振りに制限がある
- 収納の扉の下側のカット
打合せ時の様子
畳表・畳縁の傷みもありますが、畳寄せが座椅子のフレームで削れてしまい補修のご要望。
畳の厚みを増やしクッション性やメンテナンス性と、小上がりの高さを増やすなど大工さんにも見てもらい相談することになりました。




打合せの様子②
同級生で気の合う大工さん(名取工務店)を呼んで二度目の打合せ。
かなり細かい調整や手間が掛かりそうな現場では頼りになる相方です。


施工から完成まで
最初の打合せから完成まで約半年(大工さんの都合や真夏を避けての施工の為)
実際の施工期間は約一か月。工事期間は若干段差は出来ましたが、毎日清掃もしっかりしてくれて日常生活が出来るように作業してくれました。(ごみの出る木材の加工は外のスペースで)
途中で一度打ち合わせ、畳寄せが出来たところで採寸、畳製作と並行してヒノキ床の仕上げ、畳納品時に掘り炬燵の枠の固定。畳を納めて完成です。
今回はかなり施工上の役物(制限)があり大工さんとのコミュニケーションが重要でした。
打ち合わせの中で見えてきたものを実現できたと思います。お客様も大変喜んで頂けました。
名取工務店、彼との仕事は楽しく綺麗な寸法で作ってくれるので採寸も楽をさせてもらっています。
一人でやっていて丁寧で綺麗な作業をしますので時間は掛かります。
また、彼との他の事例も紹介しますね。
仕様
・ヒノキ床仕上げ
・畳床;稲わら畳床48㎜仕上り
・畳表;肥後表 村岡洋光さん 京間
・畳縁;新高宮麻縁 細入り(和紙や障子紙を追加で縫い合わせることで、縫い目が目立たずふっくらと折り目もしっかりします)
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