9尺の床の間付板入れ畳の和室 杉並区高円寺北の畳替え

全景
板入れ畳



だいぶ古い板入れ畳です。
板入れ畳とは畳床の短辺に桧の頭板(かしらいた)と呼ぶ板を縫い付け、厚くなってしまった分を踵で蹴っ飛ばし薄く締め付けた畳です。昔の手作りの畳床では畳の角が丸くなってしまうために板を入れることにより角を立たせ綺麗に見せる仕事です。

作業前の床の間 通常の畳表
仕上がった床の間 龍鬢表
床の間裏側の仕上げ 框部分

以前はござを板に留めるためにホッチキスでしたが、糸で縫い付ける伝統的な作りに加工し直しました。↑
細長い床の間で補強材がしっかり入ってしまっていて、畳表をしわ無く張る為に板を反らすことができないので折れない程度に角材にノコギリで切れ目を数ヶ所入れました。

作業前の床の間裏側
仕上がった床の間裏側
リバーシブルNo,32青

畳仕様
畳床;既存板入れ稲わら床 60㎜
畳表;肥後表 今田政治さん 涼風
   igusa-tatami.jp
畳縁;大宮縁 リバーシブル No,32

床の間仕様
畳床;既存板床 
畳表;龍鬢表小目 山根商店
   ryuubinn-yamane.com 
畳縁;まねきねこ印 西陣織高麗縁 小中紋 金 No,121

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